千代田化工とトヨタが共同開発する大規模水電解システムの3Dモデル設計にPlantStreamが貢献

2024/2/28

※PlantStream®を用いて作成された大規模水電解システムの3Dモデル

 

 

千代田化工建設株式会社(以下、千代田化工)とトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)が共同開発する大規模水電解システムの3Dモデル設計に、株式会社PlantStream(以下、当社)が開発・販売する自動ルーティング搭載3D CAD「PlantStream®」が活用されました。

 

大規模水電解システム共同開発に関しては、千代田化工制作の下記の紹介動画をご覧ください。3Dモデル制作ツールとしてPlantStream®が紹介されています。
動画リンク: https://www.youtube.com/watch?v=QQi1yjPsqwc

※本動画は2024年2月28日から3月1日まで東京ビックサイトにて開催されているH2&FC EXPOにて公開されています。

 

本件は、PlantStream®を活用することで、急拡大する水素製造市場のニーズに応じ、従来と比べて非常に短期間で高精度の3Dモデル設計を実現することができた事例となります。

今後とも当社は、PlantStream®を通じてプラント設計の革新に貢献できるよう取り組んでまいります。

 

千代田化工 プロジェクトGX協創部 Assistant PM 佐波 恒一氏(左)とPM 小山貴範氏 (右)

 

千代田化工:小山貴範様(プロジェクトGX協創部 PM)コメント

大規模水電解システムや脱水素プラントのように実例が少なく様々な検討が必要なプロジェクト初期フェーズにおいて、PlantStream®を活用することで迅速かつ容易に3Dモデルによるレイアウトの最適化検討を実施することができ、そのうえで精度の高いEPCコストを概算できたことが最大のメリットとして感じており、トヨタ様に高評価いただいたポイントです。

コントラクターとしても、プロジェクトの初期段階でありながらも3Dモデルによる資材数量や装置の安全性・メンテナンス性など、多角的な観点から最適な設計を選択できる点、また、お客様とイメージを共有して、2D上ではつかめなかった問題点を把握できる点をメリットとして感じています。

 

PlantStream:愛徳 誓太郎(代表取締役CEO)コメント

今回の大規模水電解システムの設計において、メンテナンス性や輸送性を考慮した装置の専有面積の最少化検討に貢献し、コストダウンを実現できたということで、早期の3Dモデル設計とレイアウト検討ができるPlantStream®の強みが発揮された結果となり、大変嬉しく感じております。

 

 

〈PlantStream®について〉

PlantStream®は、プラントエンジニアリング業界大手の千代田化工と3D CADスペシャリストである株式会社Arent(以下、Arent)のノウハウを結集し開発された、プラントエンジニアリングにおける配管・ケーブルの自動ルーティング機能を備えた3D CADソフトウェアです。

業界最高水準の設計ノウハウに裏打ちされた自動ルーティング機能により、配管1本につき2時間かかっていた従来の設計業務を革新し、たった1分で約1,000本もの配管の自動設計ができるようになりました。これにより、初期空間設計業務の最大75%の工数削減を実現いたします。

この他、PlantStream®には機器や配管のレイアウトをあらかじめテンプレート化した機能も備わっており、、ドラッグ&ドロップやパラメータ調節などの簡単な操作で、誰でも熟練エンジニアのような高精度な3Dモデルを容易に素早く作成できます。また自動ルーティング機能を活用することで、配管の引き直しが容易になるため、複数のレイアウトを短時間で作成できます。 

このことから、初期設計の品質が向上するとともに、初期設計の段階から資材数量や安全性、メンテナンス性など多角的な観点を考慮しながらレイアウトを比較し、最適なレイアウトを選択しながら3D設計を進められることが特徴です。

現在では国内外のエンジニアリング会社やプラントオーナーを中心に30社以上のユーザー様にご利用いただいております。 

当社は「Revolutionize Plant Design, Boost Creativity(プラント設計を革新し、創造性を刺激する)」をミッションに掲げ、世界規模でのプラント業界の課題解決を目指しております。プラント設計効率化でのお悩みや課題がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。