PlantStreamがAspen Capital Cost Estimator(ACCE)との連携パッケージを正式リリース。精度とスピードを両立したMTOワークフローを実現。

2025年6月30日

株式会社PlantStream(本社:東京都港区)が提供するプラント配管自動設計3D CAD「PlantStream」は、AspenTech社の設備投資見積ツール「Aspen Capital Cost Estimator™(以下、ACCE)」とのデータ連携パッケージを正式にリリースいたしました。

世界中の化学・石油・インフラ関連企業が導入する同社の「ACCE」と「PlantStream」の連携により、設備投資の初期段階から詳細設計フェーズまでをつなぐ一貫した業務フローが実現されます。

本パッケージでは、ACCEで作成された機器リストや設備情報をPlantStreamに自動変換・インポートする機能を実装。従来は手作業で行っていた変換作業を、ACCEの出力ファイル(CSV等)から直接PlantStreamのモデリング形式へ変換することで、シームレスかつ高速なレイアウト設計が可能となります。

また、ACCEは初期設計段階から概算のMTO(材料数量)を出力できますが、PlantStream上で3Dモデルとして実際に機器・配管を配置した後にMTOを算出することで、より精度の高い現実的な数量評価が可能になります。

さらに、PlantStreamで作成したモデルデータは、Smart 3D(S3D)、AVEVA E3D、Intergraph P3Dなどの詳細設計用CADにエクスポート可能です。これにより、初期設計から後工程にかけて、精度の高いMTOとスムーズなデータ連携を両立する統合ワークフローを実現します。

※Aspen Capital Cost Estimator™は、Aspen Technology, Inc.の商標です。
弊社はAspenTech社の公式パートナーではありません。
本機能はACCE形式のデータに対応していますが、AspenTech社との公式な関係を示すものではありません。

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PlantStreamについて


PlantStreamは、プラントエンジニアリングにおける空間自動設計(配置計画、配管、土木・建築、電気・計装)に対応した、自動ルーティングに強みを持つ3D CADソフトウェアです。

本製品は、プラント業界大手の千代田化工建設株式会社と、3D CAD技術に特化したArent株式会社のノウハウを結集し、2020年に販売を開始しました。

PlantStreamは、プラント設計の現場で培われた業界知見をもとに開発されたルーティングアルゴリズムにより、迅速かつ正確な配管・ケーブル設計を実現。従来、1本の配管に約2時間を要していた設計作業を、わずか1分で1,000本の配管を自動生成することが可能となりました。

現在では、国内外のエンジニアリング企業やプラントオーナーを中心に、30社以上のユーザー様にご利用いただいております。 PlantStreamは今後も、プラント設計の効率化とデジタル化を支援し、世界規模での業界課題の解決に取り組んでまいります。

設計プロセスやMTO精度に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。